…………。

[おーい主…立ってるかー……?]


…ああ、大丈夫だ。多分。

[多分じゃあ駄目だろーが…]
[あの"主宰"って呼ばれてるやつ、とんでもない強さだったじゃねーか…]


そうだな、私でも手も足も出なかった。
だがアレ・・だけは……どうしても斃さなければならない。
私達はどうやら、そのために喚び出されたようだからな。しかし……

すまぬ、煉獄。私はどうやら嘘をついた。
今はちょっと……立てぬどころか、動けそうもない…



[主っ!!?]

[思ったよりも傷が深いな…だが、こんな所でいつまでも燻ってるわけにゃあいかん。]
[どうやら此処は青木ヶ原樹海のようだが、妙に魔力に満ち溢れている。]
[まぁその御蔭で―――


(ガサガサッ)


―あんなのまでいたりするワケだが…]


(…チャキッ)

――征こう、煉獄。
今はこの場を乗り切るコトだけを考えるぞ……


[……あーいよっ!]

名前:Saber/Altria Pendragon
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