今でもたまに、寂しいなって感じる時がある。
どうして僕には家族が居ないんだろうって、どうしようもなく泣きたくなる時もある。

でも、そんな時はいつもあなたが僕の傍にいてくれた。僕は一人じゃないんだよって、力強く励ましてくれた。
優しい顔で笑いながら、僕が泣き止むまで黙って背中を撫でてくれた…。

それがどんなに幸せで、涙が出るほど嬉しかったか…今でもよく覚えてる。


…だから今日は、あなたにお礼を言いたかったんだ。
いつも僕の傍にいてくれてありがとう。たくさんお話してくれてありがとう。そう伝えたくて、七夕を口実にしてこの場所まで呼び出した。


僕は光が欲しかった。自分だけを優しく照らしてくれる、特別な存在が欲しかった。
誰にも聞こえないように願った奇跡を、あなたは知らずに叶えてくれた…。

あなたが抱いている気持ちが、ただの同情だったとしても…、僕はあなたに救われたんだ…。


…せっかくの七夕なのに、暗い話をしてごめんね。
でも、どうしてもあなたに言いたかった。あなたのおかげで笑って生きている人がいるんだよって、大好きなあなたに伝えたかった。


……大好きだよ、○○さん。

来年の七夕も、その先も…僕とずっと一緒にいてね。