…綺麗だよね、お星様って。宝石みたいにキラキラ輝いて、優しく僕たちを導いてくれる。
一つひとつはあんなにも小さく見えるのに、お月様にも負けないぐらいに…此処にいるよって教えてくれてる。
それが僕には、切なくなるぐらいに眩しくて。
…寂しくて泣きたくなった日は、いつも夜空を眺めてた。
綺麗に輝くお星様にはどうしても手が届かなかったけど、自分の指の隙間から覗き込む柔らかい光が、僕はとても好きだった。握り締めれば、その輝きを捕まえられた気がした。
それが虚しい事だって、頭の中では分かってたけど…それでも僕は、自分を照らしてくれる光が欲しくてたまらなかったんだ。
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