名前:吹雪士郎

今まで351回マフラーを巻き続けた

もふもふ!

…うん、いいよ。僕に答えられることなら、何だってあなたに教えてあげる。
その代わりに、ちょっとの間だけでいいから…僕の手を握っててくれないかな?
柔らかくて、あったかくて…、○○さんの手を触っていると安心するんだ。


最近、僕の中にいる『弟』が言うんだ。
お前は一人じゃない。周りにはお前を支えてくれる仲間達がたくさん居る。自分だけじゃなくて、もっと相手をよく見てみろって。
一人で殻に閉じこもっていても、何も変わらない、変えられない。お前を傍で見守ってる奴がいるんだから、ちょっとぐらい胸を張れって。

初めて出会ったあの日から、いっぱいあなたに甘えて、あなたの優しさに触れてきた。○○さんは僕を愛してくれた。あなたは甘やかしてくれるから、居心地が良くて幸せだった。
もう他には何もいらない。たとえサッカーを手放す事になっても、僕はきっと後悔しない。そんなことを本気で考えた事もある。

でも、心のどこかで…このままじゃいけないんだって、思ってしまう自分もいて。
きっとそれは、自分の足で生きていくために必要な感情なんだろうなって、皆と旅をしていて思ったんだ。


…今だって、皆はエイリア学園に立ち向かってる。自分達よりも遥かに実力のある相手に、それでも後ろを振り向かないで戦ってる。
僕も皆と一緒に戦いたい。自分の手で、大切なサッカーを守りたい。
また負けちゃうかもしれないけど…僕だって皆の力になりたい。


……この温もりさえあれば、僕は…。

吹雪くんなら大丈夫だよ