…うん、大変だと思う。
あなたを雁字搦めにして、離さなくなっちゃうんじゃないかな。
だって他の誰でもない、僕の子供だよ?
僕たちの関係は曖昧だ。
友人でもない。恋人でもない。
お互いに意識はしているかもしれないけど、それはちょっとした形にすらなってない。ただの口約束で成り立ってるだけの関係。
それでも僕は、こんなにも○○さんに執着してる。
自分が異常だって、分かってるんだ。
いつ消えてしまうかも分からない関係に必死でしがみ付いて…傍から見れば、随分と惨めな格好なんだろうね。
そんな僕に似た子供が出来てしまったら、僕は…僕たちは、きっとあなたを不幸にする。
今以上に、あなたの人生の重荷になる。
何よりも僕が、自分に似た子供を許せない。
……大人になったら、こんな考えも変えられるのかな。
自分勝手で、他の事なんか見えなくて…。
…はは。
僕はまだ…、大人にはなれないみたいだ。