名前:吹雪士郎

今まで351回マフラーを巻き続けた

もふもふ!

…体育祭や文化祭には、見に来てくれると嬉しいな。
流石に文化祭は出し物をするだけだから、一緒に思い出を作ることは難しいかもしれないけど…、体育祭にはね、父兄の人が参加出来るような競技がいくつかあるんだ。

ほら、僕には家族がいないでしょ?
だからそういう競技に参加した事は一度も無くて…僕のちょっとした夢だったんだ。

当たり前のように家族がいる皆が羨ましくて、妬ましいって思ったこともあるけれど…でもさ、仕方ないじゃない?他人を羨んだりしても、僕に家族が出来るわけじゃないし。
だから小さい頃なんか、その競技の時だけは一人でボイコットしたりしてね。
…ふふ、バカだよね。流石に中学に入ってからは、真面目に応援してたけど。


でもね、今の僕には○○さんがいる。
あなたに出会ってから、他人を羨むのをやめた。誰かと比べるんじゃなくて、僕だけの幸せを見つけることにしたんだ。

たとえ家族がいなくても、たった一人の生活でも頑張れる。
だって僕には未来の家族が傍にいるもん。


一緒に走って転んで、体中を土まみれにしちゃっても、○○さんと一緒なら、きっと素敵な思い出になる。
1位でもビリでも構わない。あなたと手を繋いで走る事が出来るなら、僕はもう何も望まない。

その時は二人でお弁当でも食べよう。
僕、腕によりをかけて作るよ。あなたの大好きなおかずを、お弁当箱いっぱいに詰めて。