名前:吹雪士郎

今まで351回マフラーを巻き続けた

もふもふ!

…そうか、それは知らなかった。やはり人の子と言うべきか、○○さんにも常識的なところが僅かにも残っていたんだな。
確かに相手の気持ちを無視してモノにするのは許されることではないし、酷く虚しい事だろう。考えられる未来は両者にとっても悲惨の一言でしか言い表せない。

…しかし、もしも吹雪の方があなたを無理やり手篭めにしようと企ててきたらどうするんだ?
あなただって生きているのだから、この先ずっと気持ちが変わらないとも限らない。あなたが吹雪を忘れる未来も、決して無いとは言い切れない。あまりこういうことを言いたくはないが、あなたが他の人間を好きになることだってあるかもしれない。
そんな時に吹雪が泣きながらしがみ付いてきたらどうする?

……仮定の話などしても無駄だということは分かっているが、俺は○○さんよりも吹雪の方が心配なんだ。あいつは枷が外れると何を仕出かすか分からないからな。

その時になったら、きっと俺は吹雪の味方をするぞ。あなたにゲスだと言われても。