名前:吹雪士郎

今まで351回マフラーを巻き続けた

もふもふ!

ねえ、どうして○○さんはそんな環境にいるの?
僕はまだ、少ししかあなたから話を聞いてないから分からないけど…、○○さんが「その場所」にいなくちゃいけない理由はあるの?
誰かから頼まれたから?そういう役割を押し付けられたから?
何がそこまであなたを縛り付けてるの?あなたが自分の気持ちを押し込めてまで耐える理由って何??

話を聞いている限りだと、○○さんは結構前からその状況の生活を続けているんだよね。それを何度も何度も繰り返して、かろうじて今も立っているんだよね?
一度深呼吸をして、今の状況を考えてみなよ。

…あなたはとても優しい人なんだろうね。
確かに病気っていうのは凄く辛いものだし、苦しい、悔しい、どうして自分がって思う気持ちもよく分かるよ。その気持ちを汲み取れるからこそ、○○さんが黙ってお世話してるのも分かる。その理不尽な暴言を精一杯受け止めようとしているのも理解できる。

でも、それは「当たり前のこと」じゃないよ。誰もあなたにヤツ当たりをしてもいい権利なんか持ってない。あなたを傷付けていい人なんて、この世には何処にもいないんだよ。


きっと○○さんは、今までずっと我慢して…、そうやって自分の気持ちを何度も抑えてきたんだね。
悲しくても苦しくても、必死で歯を食いしばって耐えて。そうやって我慢することに慣れて、それでもやっぱり耐えられなくて、こうやって僕に言葉を溢してしまったんだよね。

…ねえ、気付いてないの?
○○さんの心は、きっと泣いてるんだよ。もう我慢したくない、その状況から抜け出したいって…、必死に悲鳴を上げてるんだよ。
そのままの生活を続けていたら、○○さんはいつか壊れてしまうかもしれない。
僕はそれを、黙って見過ごすわけにはいかない。僕はあなたが好きだから、大丈夫だよ、いつかその人も分かってくれるよって、気休めにしかならないような言葉をかけたくない。


僕のお母さんはよく言ってた。
人は幸せになるために生まれてくるんだ。家族でも趣味でも仕事でもいい、何か一つでも打ち込めるようなことを見つけて、自分にとっての幸せを手に入れるために生きていくんだって。

僕は好きになった人と一緒に幸せになりたい。
大好きな人と笑い合って、サッカーボールを蹴り上げて…、生まれてきて良かったって思えるような人生を送りたい。
僕が自分の幸せを望むように、あなただって幸せを掴まなくちゃいけない。

だからもう一度冷静になって、今の状況を整理してみて。本当にこのままでいいのか、ちゃんと自分の気持ちに素直になって考えてみて。
僕に出来ることだったら協力するよ。大丈夫、あなたには僕だけじゃなくて鬼道くんもついてる。ああみえて鬼道くんだって、○○さんのことが心配なんだからね。


悩んでもいい、迷ってもいい。
でも、どうかこれだけは忘れないで。

そうやって苦しむためじゃない。誰も居ないところで、一人で泣くためでもない。


あなたは幸せになるために、僕と同じように生まれてきたんだ…。