戦場の基本でない土地をすべて山に変えてしまうエンチャント。山になってしまった土地は、山固有の赤マナを生む能力は持つものの、元々持っていたルール文章をすべて失ってしまう。

多色地形・非マナ能力を持つ土地のどちらに対しても強烈な妨害となるカード。マナ基盤を多色地形に頼った多色デッキにとってはまさに致命的である。赤マナは豊富に生み出せるため、赤の呪文を妨害することができないのは欠点ではあるが、赤単色デッキが相手でもない限り、たいていは一定以上の効果を発揮してくれるだろう。赤は基本的にエンチャントを破壊できない色であるため、問題になることはかなり少ない。

環境に特殊地形が多いほどに評価を増す。第9版再録時は、ショックランド、ペインランド、ウルザランドと充実していたため、グルール・ビートなどの赤を使った2色程度のデッキではサイドボードによく採用された。基本土地をほとんど採用していないデッキも珍しくないモダンやエターナルではさらに評価が高くなる。
バウンスランドなどの扱いについて揉めることがあるが、「血染めの月で能力が失われるのは戦場に出てからである」という原則を踏まえておけば、混乱は少ないだろう。 タップ状態で戦場に出ることや「戦場に出るに際し」のような能力の効果は、戦場に出ることを置換する置換効果であり、「戦場に出る前に」決定される。よって血染めの月に関係なく、その置換効果が適用される。
「戦場に出たとき」の能力は、戦場に出たときに誘発する誘発型能力であるため、「戦場に出た後に」決定される。よって、決定時には血染めの月によって能力が失われているため、これは無視される。

特殊タイプの基本を与えるわけではないので、山にはするが、基本土地にするわけではない。またほかのカード・タイプや特殊タイプを失わせるわけではないので、アーティファクト・土地は依然としてアーティファクトであるし、伝説の土地は依然として伝説のままであるし、またドライアドの東屋/Dryad Arborは緑の1/1クリーチャーである(ただし森ではなく山になる)。 土地タイプは失わせる。デュアルランドなどは山以外の基本土地タイプを失うし、ウルザランドや門などの土地タイプが意味を持つカードへの妨害にもなる。

wikipedia より



夕立「???」




血染めの月