「はぁっ…はぁ、…」

(中にはひたすらサーブを打ち続けている男の人がいた)
(その姿には見覚えがある…及川さんだ。しかし、いつもの姿より少し幼い気がする…)

「くそっ…!!!」

(ダン!と悔しげに壁を叩いた及川さんに驚き、思わず音を立ててしまった)


「…誰…?」

(音に気付いた及川さんはゆっくりと振り返った)

中を覗く