八音「これで……終わりだあぁぁぁっ!」

狙いを定めて苦無を振り下ろす……瞬間。

琉歌「はぁ~い残念っ」

左腕を、彼女の右手にあっさりと掴まれた。まるで最初から軌道がわかってたかのよう。

琉歌「致命傷になる正確な一点狙い……最後の最後で七深ちゃんが出ちゃったねぇ~」

彼女が少し力を加えて握っただけで、左手首付近の尺骨と橈骨が粉々になったのがわかった。

八音「あっ……あぁぁぁっ!!」

琉歌「やっぱり貴女、八音ちゃんのままの方が強かったんじゃなぁい?」

そのまま片手で投げられて距離を離された。千載一遇の好機を……私は逃したんだ……!



琉歌「もう貴女に100%勝ち目はないってわかったと思うけど~、まだやるの~?」

八音「私は、貴女から逃げるわけにはいかないの!」

琉歌「銀河と黒刃の対立ぅ? そんなの琉歌は1ミリたりとも興味は無いんだけどな~」

琉歌「それに~、ここで貴女を殺しちゃったら……琉歌は『あの子』との約束を果たせなくなる」

八音「そんなの知らないしどうだっていい! 私は貴女を絶対に許せないの!」

琉歌「……あ~あ、そんなに死にたがりさんなら仕方ないな~。七深ちゃん、殺しちゃったら、ごめんね~?」

八音「……っ!?」

七深イベント03「変えていく勇気と変わらない心」6