「こっちにはまだ超越者クラスはいないみたい。そっちはどう?」
『うーん、こっちにも……あ……お出ましみたいね』
「すぐに助けに行くから!」
『うん。でも無茶はしないで?』
通話を終えてスマホをしまうと、私は脇目も振らずに敵の軍勢に向かって切り込んでいった。
「おかしい。数が多すぎる……」
もう3万人は殺ったはずなのに、目の前には依然として敵の大軍勢が立ち塞がっている。ざっと見ただけで1万弱。
5万人いたうちの4万人で私を囲んでたってことは……つまり本命は向こう側か! 4万人の兵士を囮に使って分断させて、
孤立した方に超越者を差し向けて確実に仕留めるのが相手の作戦だ。こうしちゃいられない! 早く助けに行かないと!
「邪魔だぁーーー! どいてよぉぉぉぉっ!」
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