七深には一つ下の妹がいました。名前は八音(はつね)。幼い頃から大のお姉ちゃんっ子で、
髪型から口調、趣味までお姉ちゃんと同じにしては「お揃い」だと喜んではしゃぎ回っていました。
七深はそんな妹をとても可愛がっていましたが、両親やメイドさん達からは「見分けが付かなくなるからやめなさい」なんて言われていました。
勉強から暗殺まで何でもソツなくこなす七深と、要領が悪かった妹の八音。必然、周囲の愛情は主に七深に注がれていました。
でも八音はそんなことまったく気にしてなくて、ただお姉ちゃんと一緒にいられるだけで幸せだと思ってました。
そんな八音が、姉に対する想いが恋心だと知ったのは小学校5年生に上がった頃でした。
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