あれ?気付いてると思ったんだけど?
ほら、手を貸してみて。

(言われるままに手を貸すと、むんずと手首を捕まれ、そのままアフロディさんの胸に。
しかしそこには平坦で堅い感触しかなく、女性特有の丸みや柔らかさがない。

後ろで響木さんが苦笑する声が聞こえた)


…これで理解できただろ?僕は、お姉様、じゃなくてお兄様なんだよ。
確かに、僕は女性と見間違えるほど美しいけど……君のような反応をされたのははじめてだ。

その制服って、僕と同じ帝国学院のものだろう?しかも名札によると僕と君は同じクラス…

…これからの学校生活が、楽しみになってきたよ。○○ちゃん。


(ちゅ、そんな音が頬から聞こえてきたかと思うとさらりと横に流れる亜麻色。そしてまたも苦笑する響木さん。


パタパタ、という後ろの足音を聞きながら私は膝から崩れ落ちた)

(衝撃のEND?)

名前:亜風炉照美
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