そんなの決まってるじゃないか、君が好きだからだよ。

(言いながらにっこり綺麗に微笑む照美が不気味だった)


…君が好きだからこそ、こんな願いを許したくないんだ……もちろん、短冊に書いたくらいで願いが本当に叶うとも限らないけど…「万が一」ということもあるしね。

君が想うのは、僕だけでいいのに。それなのに君は他の人間までを……


……なんて、ごめんね。君にこんなこと言っても仕方ないのに。
ちゃんと待つつもりでいたのに…
やっぱり、本当は、自分の気持ちに気付いてほしいのかもしれない。


(寂しげな瞳はすぐに消え、照美はいつもと変わらぬ笑みを浮かべた)


…短冊、こんなことにしてしまって本当にごめんね。書き直すの、ちゃんと手伝うから。
…けどさっきとは違うお願いにしてほしいな。





(前とは違う願いの書かれた短冊が笹の葉に飾られた)

名前:亜風炉照美
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