俺の名前は緑川リュウジ、しがないマッチ売りの少年だよ。

今日も今日とて「地球にはこんな言葉がある、一寸先は闇…お先真っ暗な未来、不安になりませんか?そんなときにはこのマッチ!おひとつ500円からです!」なんて諺を交えた販売文句でマッチを売り飛ばしていく……


はずもなく。
マッチなんて売れるはずもなかった。今はマッチよりももっと優れた道具がある。
チャッカマン、ライター…歳月人を待たず、というように時間は俺のマッチを売りたいという願望をよそにどんどん流れていく。

そしてマッチと一緒に俺も売れ残っていく。

こんなはずじゃなかったのに。俺は、俺はただ………



…ひとかけらのパンほどの出番がほしかっただけなのに…!!


基山「突然何の話だって驚いただろうけどランダムアンサーだよ、突然ごめんね」


このランダムアンサーに乾杯。そしてリュウジの熱演に完敗。

ねぇそこのぼく、そのマッチ一箱頂けないかね?

たっけえ!ボッタクリだよ緑川くん!

しかたない…買ってやろうじゃないか!!!

マッチを全部買うから一晩どう?



(RA)

名前:亜風炉照美
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