「イヤーッ!」
「グワーッ!」
憲兵のジュージツの構えから繰り出される憲兵カラテは軍紀を侵した提督を決断的にケジメする!ワザマエ!
「スゥーッ!ハァーッ!スゥーッ!ハァーッ!」
そして…おお!見よ!あれこそは失われて久しい伝説の暗殺拳チャドーの呼吸ではないか!であればそこから繰り出されるのは!
「イイィィィヤアアアァァァァ!」
「グワーッ!ヤ!ラ!レ!ターッ!」
ゴウランガ!おお!ゴウランガ!チャドーの奥義タツマキ・ケンだ!提督は轟音と共に夜の海に吹き飛んだ!このまま提督は夜の海で人喰いバイオ・フカの夜食と化してしまうのか!?
だが!おお!何たることか!この中に雪風=サンの持つような双眼鏡を持つ方がおられたならば見えるだろう!まるゆが提督を岸辺まで運んでいるではないか!
あのまるゆは駆逐イ級に襲われていた所をあの提督が救いだしたのだと言う!ブッダよ照覧あれ!憲兵は友でもある提督にまるゆを見て思い出して欲しかったのである…かつての使命に燃えていた己の姿を!
「提督=サン…ユウジョウ!」
憲兵は友にそう告げると次なる戦場へと向かう!軍紀を破るものある限り憲兵の仕事は終わらないのである!走れ!憲兵!走れ!
憲兵カラテ