(一旦図書室の外へ出ると、ハンカチで彦四郎の涙を拭いてあげた)



彦四郎:すみません…委員会の当番中に…


雷蔵:気にしないで!ちょうど一段落ついたところだったから!
……で、何かあったのかい?僕を訪ねてくるということは、三郎に何かされた?


彦四郎:へ?い、いえ!ちょ、ちょっと…不破先輩に相談したいことがあって…


雷蔵:なんだい?


彦四郎:………僕……す、好きかもしれない人が…



…。
彦四郎の恋わずらいの段@19