（一口食べてみた。が、可愛らしい見た目からは想像もつかないくらい酷い味だった
舌が痺れるほどの強烈な不味さである
思わず吐き出しそうになったが、期待に満ちた顔の雷蔵が視界に入る）


雷蔵:そんな難しい顔して食べないでくれよ！
美味しいだろ？美味しいよね？だって作ってる途中すっごく良い匂いしてたもん！！

食べてもらってからこんなこと言うのはズルいんだけど、僕って五年生の中じゃ一番料理が下手なんだ～
だからあんまり自信なかったんだけど…その様子じゃ大成功のようだね！！


本当は図書室での飲食は禁止なんだ…だからこのことは、みんなには内緒ね！
じゃ、そろそろ僕は委員会の仕事に戻るよ

また時間がある時にお話しようね！