そんな中、自分だけのマークに目覚めるポニーも何人かいた
それは芸術であったり、スポーツであったり、音楽であったり…
その宗教に染まっていない、本当の意味での個性を手に入れたんだ
でも、それは許されなかった
みんなが同じ思想とマークを持つのが当たり前なその島では、違うマークを持つポニーは極めて異端だったんだ
異端者は差別されて、嫌悪されて…
だからそういうポニーは、神の元…つまり海へ沈められ、次は同じマークを持てるポニーとして生まれ変われるよう祈られた
その宗教では、海は神であり全てのポニーの母だから、必ず生まれ変わることができると信じられていたんだ
沈められたポニーにはたまったもんじゃないけど、その島の住人にとってはそれは紛れもない真実
決して悪いことをしているとは思わなかったらしい
→→
kwihnstikiivnt38