その数日後、オレはLさんと共に馬を連れて街を訪れた。


Lさんは元ゴロツキで非常に霊感が強いらしく、オレはあの女の話をしてみた。


「そうか…」っと素っ気なく聞いていたLさん、だが少し進んでからLさんが突然
「あの女か!」と叫んだ。見ると確かに黒髪の女が道を歩いている!!
「そうです!あの女です!!」オレが叫ぶと「そうじゃない!あっちだ!!」と正面を指すLさん。




見ると顔の抉れた女が反対側を走る馬車の方向を狂わそうと、車体に飛び移っている所だった!


「馬を頼んだ…」Lさんはそう呟くと立体機動に移り、女に狙いを定め「破ぁーーーーー!!」と叫んだ。

するとLさんの両手から青白い光弾が飛びだし、女を吹き飛ばした。
「これで安心だな…」そう呟いて静かに去っていくLさん。


ゴロツキってスゲェ・・・その時初めてそう思った

寺生まれの続き