(ハンジさんとハンジさんに振り下ろされた巨人の手の間に割り込んだ)

っ!?

(ハンジさんを腕に抱いてワイヤーで飛び上がる)
(巨人の爪が少しだけ肩を掠めた)

何してるんだい!
傷は痛む!?

(大丈夫です。こんなの掠り傷です。)

……君が入ってこなくても私なら避けることは出来た。
君は、まず自分の身だけ考えていて。

でも……ありがとう。
盾になる