(目が覚めると、五分どころか一時間以上経っていた)

(!?なんで起こさないのさガミ!)

寝起きもうっせえのかテメーは…。
目覚めたんならとっとと退けろ。

(ガミは私の質問には答えず、暇つぶしに読んでいたのであろう参考書を閉じて立ち上がる)

あ゛ークソ…ケツ痺れた…。

(ご、ごめん…)

…ヨダレ垂らして寝てんじゃねえよ、しあわせそーなアホ面しやがって。

(丸めた参考書で頭をポカリと軽く叩かれた)
 
五分の仮眠で妥協する