(おじさんの部屋にはとにかくゲームが転がっていた)
(とりあえずPS3のスイッチを勝手にいれる)

おいおい今中に入ってるのお前向きなやつじゃねえぞ。

(あい…どる、ますたー?)
(なんですかコレ?えろいやつ?)

コラーーー!バカ言え!アイマスは人生だ!!!

(憤慨したおじさんはキャラクターひとりひとりを熱く語ったのち、私に強制的にコントローラーを握らせる。面倒くさいスイッチを押してしまったようだ)
(渋々おじさんイチオシの眼鏡の女の子のプロデュースを始めた)

~数時間後~

(いっぱい♪いっぱい♪あ・な・た・の・こえ・を♪)(ポチポチ)

……かわいい。

(ね!りっちゃんかわいい!パイナップル爆弾とか言ってごめんね!)

うん、まあ、そっちも可愛いんだけど…。

(わたしのめ・が・ね♪すき?きらい?)

大好きーーー!!!!!!

(おじさんうるさい)

(この少し後に私は見事眼鏡の女の子をトップアイドルにまで押し上げたわけだが、コンプレックスを抱えた女の子がようやく自分に自信を持つその姿にジーンとした)
(ちなみにおじさんは私の隣でふるふると涙ぐんでいた)
(どんだけすきなの)

「そろそろいい時間だな」
 
プロデューサーさん!ゲームですよ、ゲーム!