いーや、全然?

(顔を覗き込むと、おじさんは私の肩を強く押した)
(急な衝撃に体がひっくり返る)
(視界には天井、ではなくおじさんの顔がドアップ…って!)

(なっ…!?)

おじょーさんがいいなら、俺としても断る理由ないんだよなぁ。
さんざん煽ったわけだし責任の取り方くらい知ってるよね?

(やっ)

(馬乗りの体勢で私の手のひらに唇を落とす)
(髭があたる感覚に悲鳴をあげるとおじさんは「うん?」とわざとらしく首を傾げる)

するんだろ、こづくり。

(下腹部をじっとり撫であげられる)
(さっきまで夕食を共にしていたおじさんとはまるで別人みたいだった)

(ご…ご…!)

ご?

ごめんなさいぃ…!
 
お、怒ってます?