いつものように貴方が屋敷へと向かうと、
うーんうーんとうなりながらシルヴィアが1枚の紙切れと向き合っていた。
貴方「どうしたの?」
「あっ、いらっしゃい貴方♪これ、家の前に落ちてたのよぅ」
貴方「どれどれ……」
噛み切れにはカラフルな文字とイラストが載っており、
上部にはでかでかと『夏祭り』の文字が刻まれていた。
貴方「夏祭り…って書いてあるね」
「わたし、夏祭りって行ったことないのだけれど……楽しいのかしらぁ?」
貴方「人によりけりだとおもうけど……もうすぐ行われるみたいだね。
はじまったら、行ってみよっか?」
「ええ、是非誘ってちょうだい♪」
こうして、誰が置いたかも分からぬ夏祭りのチラシにより、
夏祭りデートの約束に漕ぎ付けるのであった。
戻る