(二年前)

……結構難い…!

竜華「セーラは料理とかあんましそうにないもんなぁ…
でもどうしたん?いきなり料理教えて欲しいって」

………別なんでもええやろ。なんとなくや、なんとなく。

竜華「あ、もしかして○○に手料理食べさせてあげたいとかそんなんか?」

……いっつも思うんやけど、竜華はこういうん鋭いよな。

竜華「これでもみんなのことはちゃんと見とるからな。
でも別に○○に手料理食べたいとか言われたわけやないやろ?」

まぁ…言われてはないんやけど…
………○○は俺のこと好きやって言うてくれるけど、俺は女らしくないし…
せめて料理くらい作って食べさせたるくらいせんと、って。

竜華「はぁ……言うとることはどことなく男らしいんやけど…
セーラもすっかり恋する乙女の顔になっとるなぁ…」

乙女言うな!
……それに、最近○○の奴、藤白先輩のとこに行くことが多くなっとるし…
男は胃袋を掴んだら勝ったも同然やって怜も言うとったしな。

竜華「あー……まぁ、藤白先輩はしゃあないやろ。麻雀強いし。
○○は麻雀強い人ほど興味持つ言うか、好きになるからなぁ…」

…恋人にはなったけど、なんかこのままやと離れて行きそうやからな。
○○が先に惚れたから言うて俺がなんもせんでええわけやない。
相手に好きでおってもらえるように努力せんとあかん。

竜華「んー……あんだけセーラ好きを公言しとる○○なら大丈夫やと思うんやけど…
まぁ、大事な友達のためや、うちに任せとき。セーラを千里山でも上位に入る料理上手にしたるで!」

おう、よろしく頼むわ、竜華。





竜華「あ、せやけど…うちはスパルタやから覚悟しとき?」

………お手柔らかに頼むで…いや、ほんまに…

千里山で日常3。