「…そういえば、京太郎ってルルーシュに似てるよな」
「どこがだ」
「ルルーシュの容姿と京太郎が似てるってこと。それと頭良さそうだしもやしだし」
「喧嘩でも売ってるのかお前」
思わず睨むと何が面白いのか○○は笑っていた。
「からかわれて怒る感じもなんか似てる気がするぞ?」
…本当に俺のしてきたことそのままで、俺が主人公として書かれているなら似ていても仕方ないだろ。
むしろ本人なら似ているも何もない。
「迷子から最強の雀士、その次は人をからかうのが好きな高校生か。
………存外、普通の人間だな」
「麻雀が強いだけだしなぁ…」
「噂だと淡々と冷静に冷酷に対戦相手の心を折る雀士だと聞いていたが、先ほどの対局ではそういった風には見えなかったな。
ただ、一万点以下の和了なしでの連荘となると…別の意味で心が折れそうだな…」
「いや…どうせならデカイ手で和了しないと面白くないだろ?
俺の彼女に言われてそうするようにしてんだよ。あ、写メ見る?」
「惚気など聞かん」
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