とりあえず去年の話だが…
まぁ、こう言うのもなんだが、迷子に会った。と言うところか。
…事実だ、監督に置き去りにされて時間になったら龍門渕に来い。とだけ言われていたらしい。
土地勘も何もない状態で置き去りだ、迷子以外の何者でもないだろう。
そんな状態の○○と会ったわけだが…その、な。
咲を見ているような気分になったせいか、話しかけてしまったんだ。
おい、納得するな。
迷子全員に話しかけるわけではないぞ。
それと咲。お前が意外そうな顔をするな。
まぁ、そうして話しかけた結果が、親友になったということだ。
…冗談だ、不満そうな顔をするな。
話しかけてみたところ、時間を潰す場所を探していたらしい。
まぁ、この辺りで時間を潰せる娯楽など思いつかなくてな、雀荘にでも連れて行くかと思ったわけだ。
○○の顔は知っていた、ということもあるからな。
久は合点が行った様だな。そうだ、まこのところに偶然な。
まぁ…そこからは普通に打っただけ、だ。
特に理由となりそうなのはそれくらいだ。
……うるさいぞ、それだけだ。
それに親友になるのに確固たる理由が必要か?
そんなもの必要ないくらいの相手だからこそ親友になれるのではないか?
理解できたようだな。
ではこれで終わりだ。散れ。
…随分と懐かしい気もするな。
だが、鮮明に思い出せる…
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