(コートのポケットから小さな箱を取り出して渡す)
これは…指輪…?
(中を確認したセーラが少し驚いている)
(あまり高いものではないがペアリングだと伝えて、もう一つ箱を取り出す)
はぁ…ようこんなん用意したなぁ…
……でも、これ…俺がするには少しでかい気がするんやけど…
(まぁ、それは当然だ)
(そう言って、自分の持っている指輪をセーラの左手薬指に嵌めた)
………!?///
(どういう意味でのペアリングなのか理解してくれたらしい)
(そして、なぜセーラに渡した指輪が少し大きいのかも)
こ、これってそういうことなんか…///
え、えっと…なら…俺からも…///
(そう言って、おずおずと左手の薬指へと指輪を嵌めてくれた)
(こちらの意図に気づいて、同じ行動で返してくれたということは、受け入れてくれたということだ)
(改めて、自分はセーラを愛していること、それと結婚して欲しいことを、言葉にして伝えた)
………わ、わかった…///
け、けど、婚約な?結婚とか、まだ自立できてへんのにするんはあかんと思うし…
でも……なんか、プレゼントもらえるとか思っとらんかったし、そのプレゼントがこれとか…
………その、めっちゃ嬉しいわ…///
あー…な、なんにしろ、これからよろしくな。
恋人として、やなくて、その……婚約者として…///
・
END.