…………♡
【目が覚めると、服を着て布団で寝ていた。】
んー……トンじゃった♡
○○ちゃんもおつかれさま…♡
【私の胸に顔を埋めながら寝ている彼の頭を撫でる。】
……また泣いてる
もう……両奈ちゃんがやってって言った事なのに…
【彼の頬には泣き跡があった。行為が終わった後、彼は酷いことをしたといつも泣いている。】
○○ちゃんは優しいから……
ごめんね、両奈ちゃんの趣味に合わせてもらって
【私がMだという事は彼も知っていた。だが、恋人に対し暴力を振るえる人間などそう簡単にいない。】
……可愛い寝顔♡
【最初はビンタどころか暴言も言えなかった。セックスも普通に愛し合っていただけだった。】
【それでも少しずつ、私の望む行為を受け入れてくれていった。】
【彼は私の為に、少しずつ壊れてくれている。恋人に対し暴力を振るえる人間に。】
【だが、もし彼が完全に壊れ、愛する人を傷付けることを厭わない『酷い彼』になったとしたら。】
【私が好きになった『優しい彼』は戻ってくるのだろうか。】
……
【取り返しのつかない事をしている。その自覚がある。】
【だが、そう考えれば考えるほど。】
……♡
【どうしようもなく興奮する、私がいる。】
ーENDー
リョナニ暗