怜「……本当は………まなみさんにチョコを渡すとこ……誰にも見られたくなかったんですけど………」
そう言うと怜はまなみを見る。
照れ笑いを浮かべる怜はまなみを見つめた。

怜「……まなみさん……私のチョコ…受け取ってください……」

まなみ「もちろんです!!とっても嬉しいですよ!!」

まなみは手に持った怜のチョコを自分の胸へ持っていった

まなみ「ふふっ。」
怜「…ふふ……」
二人は笑顔で見つめ会う。
まなみ「あっ。」
二人の世界に入ったあと、忘れてたものを思い出すようにまなみがこちらを見る。

まなみ「こほん…。もちろん貴方にもチョコありますよ。どうぞ。」
怜「私も……ちゃんとあなた用のチョコ………はい……」
まなみと怜がチョコを差し出す。

まなみ「じゃあ私生徒会の仕事しなきゃ……あ……私達いたら邪魔ですね……」
にやにやしながらまなみがこちらを見る。

まなみ「折角ですから透ちゃんと二人きりにさせてあげます……ふふ。図書室行きましょうか怜ちゃん。」
怜「……ふふ…そうだね……」
まなみ「ではごゆっくりしていってください。」

まなみが一礼、そして怜も一拍遅れて一礼し、退室した。

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