えり「江川選手は高校卒業後、法政大学に進学したわ

   本当は慶応大学に進学するはずだったんだけど、いろいろゴタゴタがあった

   みたいね」

まき「入学後は、鳴り物入りの新入生が気に食わない上級生からかなり嫌がらせを

   受けたそうよ

   それでもその力は大学でも健在で、史上二位の通算47勝、443奪三振を記録

   ただ、この大学時代に江川選手の肩は完全に消耗してしまったのよ」

にこ「そして4年次のドラフト会議ではクラウンライター(現西武)に1位指名を

   受けるも、巨人もしくはセ・リーグの在京球団を希望していた江川選手は

   指名を拒否、高校職員という肩書でアメリカに留学したの

   そして翌年、野球界を揺るがしたいわゆる『空白の一日』を迎えるのよ」
江川(大学)