緑輝「今回はグレード6の中でも一際有名な『華麗なる舞曲』の紹介です!」

葉月「グレード?」

吹奏楽コンクールの曲を難易度別に分ける時の通称がグレードだよ。
簡単な曲はグレード1から始まって、一番難しい難易度がグレード6の曲なんだ。

つまりグレード6は言わば超絶技巧を要する吹奏楽界のボス曲達なんですよ!グレードが高ければ高いほど吹奏楽コンクールでは技術点を稼ぎやすいんですねー。

それだったらさ、みんなグレード6の曲を選べば良いんじゃないの?下手にグレード3とか4とかの曲を自由曲にしたら技術点を取れないじゃん。

久美子ちゃん、この曲吹けますか?

私にはちょっと無理かな…いくら何でも難し過ぎる…

ええ!?久美子でも吹けないの?

そこです葉月ちゃん!
いくらグレードの高い曲を演奏しようとしても、演奏できる技術が無ければ技術点を稼げないんです!

葉月ちゃん、フィギュアスケートを思い出してみてください。選手はプログラムの中でたくさん得点を稼ごうと難しい技を入れようとしますが、失敗してしまっては得点は大きく削られてしまいますね。


確かに…みんながみんな3回転ジャンプを連発する訳じゃないもんね。

難しい技を使うにはそれ相応のリスクを負います。なのでリスクを減らすために少し難易度を下げた技を「表現力」で勝負する訳ですね。吹奏楽コンクールも一緒で、審査基準は大きく分けて「表現力」と「技術力」を審査していると言われています。

だから滝先生は私達のレベルに合わせて「三日月の舞」を自由曲に選んだ訳なんだねえ…

それでも三日月の舞は大分攻めてたと思うな…完全に初心者ばかりの北宇治がいきなりグレード4〜5の曲を選ぶんだから、滝先生はだいぶ度胸あるよ…。


この「華麗なる舞曲」は、初めの強烈なファンファーレからくる怒涛のパッセージが印象的かつこの曲全体を通しての特徴で、この合間にある様々な楽器のソロが更にアピールとなりこの曲の難易度の高さを引き立てます。それに見合った華やかさは聴く人の心を掴んで離しません!


この曲をパーフェクトで演奏するには、それを裏打ちする次元が違いすぎる程の練習と、先生、部員みなさんの団結力があってこそなんでしょう。これを高校生が演奏しているんですから若さには無限の可能性があるんですねー!



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