…んー、


(隣に同じように寝転んだ体に、まだ足りないとばかりに抱き寄せられて、髪に顔を埋められる)





…寒いっス

(そりゃ、こんなにクーラー効かせてたら…温度上げる?)



…上げたらくっつけないから、いい

(髪に埋めていた顔が、今度は胸元にすりすりと擦り寄ってきた…開いた襟から素肌を鼻が掠めてくすぐったい)


…すべすべ、あったかー

柔らかいっスねぇ





(膨らみの上の方にあむ、とゆるく噛み付かれて思わずその頭を叩いた)


いってぇ!

(えっちぃのダメ!)




えー…ダメ?

(そんな目で見てもダメ!めっ)




ちぇー

いーもん、くっついてるから



(ズルズルと下に移動したと思ったら、お腹に顔を埋めるようにして抱きついてきた)

(何だか今日は甘えたさんだねぇ)



…ダメっスか

(ぐりぐりとお腹に顔を押し付けられて表情は見えないが、拗ねたような声色に思わず小さく笑ってしまう)




(…いつも頑張ってる涼太を甘やかすのは私の大事な役目だから)


…お腹にちゅーしてい?


それ以上はしないから

(…う、いいよ)




(お腹なんてふにふになところ、本当はあんまり見せたくないけど

でも、いつも完璧な"黄瀬涼太"でいるあなたが、唯一弱さを見せられる場所だから)



…ちゅ、

(薄い肌に触れる温もりがくすぐったくて、でもしばらくは離してくれそうもないその髪を優しく撫でた)







腰:束縛


腰…黄瀬