お菓子ならいっぱい……
…とりっくおあとりっく?
……ええ!?
(ふふー、何されたいー?)
な、何って…!
(いつもは翻弄されてばっかりだけど、今日は違うんだから…!
と意気込んだのもつかの間、それまでほんのり顔を赤くさせていた涼太に、ぐいと腰を抱き寄せられて)
じゃ、ちゅーされたい
(耳に息を吹き込むようにして言われた言葉に、一気に顔に熱が集まった)
…ね、して?
(悔しくなって、キスをして離れるときに唇を甘噛みしてやった、ら)
…ごちそーさま、
(噛まれた唇を舐める姿に、思わず顔を涼太のシャツに埋めてしまった)