(お疲れ様、はい)
…ありがとう
(差し出したドリンクとタオルのドリンクだけを受け取った赤司君がドリンクを飲む様子を見上げていたら、ん、と頭を下げられた)
…早く、
(…しょうがないなぁ)
(汗で濡れた首や顔を力加減しながらタオルで拭いていく)
紫:あー赤ちん良いなー
ねー、俺もふいてー?
…敦は後でね
(ようやく目を開けた赤司君に見上げられて、紫原君はちぇ、と言いつつも自分でドリンクとタオルの方へ向かった)
…他の奴にはしなくていいよ
敦にも、ね
(いつの間にか頬に当てられていた手にすり、と擦り寄った赤司君は、そのまま掌に唇を寄せた)
この手が触れるのは、僕だけでいい
掌:懇願