、あーさー


(うん…あと5分…)





もー、相変わらず朝弱いんスからー


ほーら、起きてー





(包まっていた布団を引っぺがされて、瞼に朝日が突き刺さる。

眩しさに小さく唸ると、傍にいるその人が笑うのが分かった)



……おはよ、




(おはよう、と掠れた声で返すと、私に似ていない顔が嬉しそうにほころぶ。


私の目覚めはずっと変わらない、涼太の笑顔)



◎おはよう