(一日中そわそわして訴えるような視線をずっとこちらに向けていた)
(放課後、そのまま家にお邪魔し、もうすぐ寝ようかという時間)
…っ、ねぇ、
(ぐい、と腕を掴まれ顔を上げると、泣きそうに顔を歪めてこちらを見ている)
…、あ、
……っ今日、はっ、
(誕生日、おめでとう)
…っ、え、
(これ、プレゼント)
(隠していたプレゼントを渡すと、未だに訳が分からないような顔をしている)
え、だって…っ
何も、何も…、言ってくれなかった…っ
(知ってるよ、当たり前でしょう?)
……っ
(そのままきつく抱きしめられ、勢い余って2人でソファに倒れた)
お、俺っわ、忘れられてるんだと…っ
よか、良かったぁあぁぁ