(朝、泣きそうな声の電話に起こされて、家まで呼び出された)



(…お邪魔しまーす、涼太ー?)




……っ!

(ドアを開けると同時に抱きつかれる)



ど、どうしよ、俺…っ

(肩縋るように抱きついた涼太の頭を撫でて、……ん?)




…っこれ、朝起きたら、

(髪色と同じ金色の犬耳が、今にも泣きそうなな瞳と一緒にぺたりと下がっていた)



(…似合うよ、可愛い!)


いやそうじゃなくてええ!








□涼ちゃんにいぬ耳としっぽが生えますように