…なんか、フラフラしてねぇ?
大丈夫か?
(…んー、昨日徹夜しちゃって、…ねむ、)
ばっか、ちゃんと寝ないとダメだろーが
(かがみんだって、試合前寝れないくせに…ふぁ…)
それは今はいんだよ!
…っあー、見てらんねー!
ほら、学校まで運んでやっから
乗れよ
(今にもくっつきそうな瞼を瞬かせながら、目の前にある広い背中を見つめた)
(……?)
あー、お前もう頭回ってねーだろ…
ほら、
(ぐい、と手を引かれたと思ったら、気付けば温かい背中に背負われていた
びっくりするよりも先に、少し高い体温に、心地いい揺れに瞼がついにくっついてしまった)
寝ていーぞ、ついたら起こしてやっから
(その様子を実は黒子に撮られていたと、あとでからかわれることになる2人)