玄関の方から、初めて耳にする声が聞こえた。
そして、おばさんの後ろに隠れながら、それでも勇気をもって、彼の前に姿を現す。
ハジメマシテ、エイスリン・ウィッシュアートデス ニュージーランドカラキマシタ
ヨロシクオネガイシマス
テンプレ的な挨拶は、何回も練習したし、転校初日の自己紹介でもちゃんとできた。
だから、出会い頭の挨拶としては、うまくできたと思う。
なんてちょっと消極的な感じでいたけれど、次の彼の行動は、そんな私の後ろ向きな気持ちを全て吹き飛ばしてくれた。
ギューッと、またまた、出会って10秒で私は熱い抱擁をされたのだった。
ナニコレカワイイ! キンパツサイコウ! コレカッテイイノ!?
とか、なんかそんな感じの事を言っていた。
そしてすぐさま、私は、「」君はおばさんの血を色濃く受け継いでいる事を、この身をもって思い知ったのだった。
この家の人は、とにかく色々と激しい。
次へ