車で移動中、抗い様のない疲労感に為すがままにされつつ、ぼーっと窓から流れる様に宮守の景色を見ていた。
どこまで行っても、静かな場所だなと。そんな事を思いながら、私は自分のこの町での留学生活を想像していた。
その間にも、おばさん(年齢は分からないけど)は気さくに私に話しかけてきた。
とは言っても、私も初めて生の日本人と話すわけだから、まともな会話にはならない。
だから、話しかけてくるというよりは、殆ど独りごとだった。
良くしゃべる人だなあ、マシンガン独り言だね。
そんな感じで。
とにかく気さくで明るい人だなあって印象だった。
そう言えば、断片的にだけれども
おばさんが、「うちにもエイスリンちゃんと同じ歳の馬鹿息子が居るのよ」
「同じ高校だから、困ったら遠慮なくこきつかってちょうだいね」
そんなセンテンスが聞こえた。
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