絵を描いてコミュニケーションを取る
おかしな事に思えたけれど、よくよく考えてみれば素晴らしい案の様に思えてしまう。
むしろ、私にぴったりかも…
そして
”エイスリンなら、きっとみんなと仲良くなれるよ”って
彼は笑いながら、私の頭を優しく撫でてくれた。
私はその時の、彼の笑顔と、私の中に不思議な感情が芽生え始めた事を、今でも覚えているし、そしていつまでも忘れないと思う。
さっそくだけど、私は彼から貰ったスケッチボードにこう描いた。
「My name is Aislinn これからよろしくね」と
末尾にハートを一つ添えて。
私は、自分だけのパロールを手に入れたのだった。
シロに連れられて麻雀部に入部したのは、次の日の事だった。
その日は、「」は別の用事で部室には来なかったけれど。
こうして私の、宮守高校での本当の留学生活が始まったのでした。
【おわり】
出会いイベント12