名前:Aislinn Wishart

スケッチブックに描いた夢の数14

イイカモ


とは言っても、いざ二人きりになって、何を話せばいいのかな。


という悩みや不安など、何の必要もなかった。

やっぱりおばさんに似て、彼はとてもよく話す人だった。

だから、私もたくさん話した。


とても不思議な事なのだけれど。


もちろん、彼は英語が堪能に話せるわけじゃないし、私も日本語がまだそれほど上手くはない(よく私のカタコトはキャラ作りみたいなSSが書かれるけどやめて、本当に上手く話せないんだから)


だけど、私は久しぶりに、誰かとの会話を楽しいと思えた。

こんなに楽しい時間を過ごせたのは久しぶりで、こんなに心の底から笑えたのも久しぶりだった。


彼はたぶん、上手なパロールの方法を持っているかもしれない。


それが何よりも、私の心を引き付けたのだと思う。

どんな人でも受け止めて、受け入れて、仲良くなれる。

そんな彼が、私はどうしようもなく羨ましく思えてしまった。


だからこそ、私は彼に、こんな事を話してしまったのだ。


「クラスノミンナトナカヨクシタイケド、ムズカシイヨネ」



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