とは言っても、いざ二人きりになって、何を話せばいいのかな。
という悩みや不安など、何の必要もなかった。
やっぱりおばさんに似て、彼はとてもよく話す人だった。
だから、私もたくさん話した。
とても不思議な事なのだけれど。
もちろん、彼は英語が堪能に話せるわけじゃないし、私も日本語がまだそれほど上手くはない(よく私のカタコトはキャラ作りみたいなSSが書かれるけどやめて、本当に上手く話せないんだから)
だけど、私は久しぶりに、誰かとの会話を楽しいと思えた。
こんなに楽しい時間を過ごせたのは久しぶりで、こんなに心の底から笑えたのも久しぶりだった。
彼はたぶん、上手なパロールの方法を持っているかもしれない。
それが何よりも、私の心を引き付けたのだと思う。
どんな人でも受け止めて、受け入れて、仲良くなれる。
そんな彼が、私はどうしようもなく羨ましく思えてしまった。
だからこそ、私は彼に、こんな事を話してしまったのだ。
「クラスノミンナトナカヨクシタイケド、ムズカシイヨネ」
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