それじゃあ、失礼するよ…

(父様が遠慮がちに布団に入ってきた。
真ん中に少しだけ空いている距離を埋めたくてもぞもぞと近付いたら、父様は嬉しそうにぎゅうっと抱き締めてくれた)

…おやすみ、…

(もう少しお話していたかったけど、父様の大きな手が、とん、とん、と背中を叩いてくれるのが心地好くて、結局すぐに眠ってしまった)
玉父様の服を掴む3