菊「その声は、我が友、王耀ではないか?」

菊は王耀と竹林で出会い、家の近かった二人は、とても親しい仲であった。おだやかな菊の性格が、当時はけわしかった王耀の性格とぶつからなかったためだろう。

草むらの中からは、しばらく返事がなかった。忍び泣きかと思われるかすかな声がときどき漏れるだけである。しばらくして、低い声が答えた。

王「お察しのとおり我は中国の王耀である。」



(それにしてもこの爺さん、ノリノリである)



高校の授業思い出した


山月記…