俺と煌先輩は、麻雀部のブースに到着した。
道すがら聞いたのだが、ここ新道寺高校は強豪校らしく、女子は全国の常連なんだとか
男子も男子で、数年に一度は全国出場をしているそうだ
凄まじい場違い感を感じつつも、そのことを楽しそうに話す先輩の笑顔には逆らえず、ついつい来てしまったのであった。

煌「まずはカード麻雀で大まかに説明しますね～」
小さなテーブルにトランプのようなカードを置き、牌の種類、ゲームの進め方、全体の流れなどを丁寧に説明してくれる。

…

なるほど、3人組4つと2人組1つを作ればいいのか！

…

へえ、他人が捨てた牌を貰うこともできるのか！

…

あ、自分が捨てたのと同じ牌でロンするのは駄目なんだなぁ…



煌「おお、呑み込みが早いですね、じゃあ実際に打ってみましょうか！」
「えっ？」
煌「ちょうど卓も一つ空いたみたいですし！」
「え！？いきなりですか！？」
いきなりの事に、俺は戸惑ってしまう…。
しかし

煌「大丈夫ですよ！私がついて見ててあげますよ！やりましょうよ～」
先輩は嬉しそうに俺の背中をぐいぐいと押してきている…



う～ん…
どうも俺は、この先輩のこの笑顔には逆らえないらしい…



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