哩「ほれ、お前らの分！」
美子「あ、ありがとう…」
仁美「待ってましたっ！」
哩「ほら、○○も」
「ありがとうございます！」

ざわ…ざわ…

ざわ…ざわ…



「え、何です？何かあったんですか？」
仁美「おお…」
美子「すごいね○○…」
「え？お？」
姫子「部長が男性にチョコあげるの初めてじゃないですか…？」
哩「ま、まあ、いつものお礼みたいなものやけん…」
仁美「やったね○○！哩のチョコは美味しいよ～」
美子「女友達にもそんなに渡さないのに…すごいね」
「そ、そんな凄いことだったんですか…」
姫子「まあ、部長はバレンタインは貰う日ですからね」
哩「やかましいわ…」
「ああ、それで…」(ﾁﾗｯ

気になってはいた
部室の一角に置かれた、貰ったであろうチョコのパンパンに詰まった紙袋…
そんなモテ男くんがこの部にいたのかと思ったら…

「あれ、部長のだったんですね…」
哩「ホワイトデーが大変やけん」
「ちゃんと返すんですね」
哩「それはそうよ！気持ちば無下にしたらいかんと」
「じゃあ、俺もちゃんと返しますから！」
哩「お、おう…///」



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