〔静まり返った夜の冬木市で、小さな男の子と若い男の二人組を見掛けた〕

ほらほらぁ、ダメじゃん、ちゃんと歩かなきゃ…

〔親子にしては年が近すぎるが、しかし兄弟にも見えない奇妙な二人組は、潰れた店が建ち並ぶ暗い路地へと足を進める〕

〔男に手を引かれている少年に、抵抗するような素振りは無いが…〕

声を掛ける
あら微笑ましい…
職務質問